自家給油所は、一般の車両や機械用の燃料を、自社で調達・貯蔵し、自社の車両や機械に給油するための施設のことを言います。

自家給油所を新設したいという場合は、いくつかの手順を踏んで行う必要があるので、その手順について簡単に紹介していきます。

まず、自家給油所の新設を計画する場合は、地元自治体に届出を行う必要があります。

届出に基づき、自治体からは、建築基準法や消防法などの法令遵守の要件が出され、指導される場合がありますので、その指示に従って準備していきます。

自家給油所の設置場所は、安全性や利便性、環境影響などを考慮して検討する必要があります。設置場所は、交通量の多い場所や、火災や爆発の危険性の高い場所から遠ざけるようにすることが求められます。

自家給油所では、油槽を設置し、燃料を貯蔵しますが、油槽の設置には、建築基準法や消防法などの法令に基づいて、安全対策を講じる必要があります。

また、自家給油所では、燃料を給油するための給油機器の設置が必要となることから、給油機器には、計量器や防爆装置などの安全機器を装備する必要があります。

このように自家給油所の新設は、法令遵守や安全対策を十分に行いながら、設置場所の選定や燃料の調達など、事前の計画・準備が重要となります。